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柿沼の叩き台(第2案)

 投稿者:はじめ@FBI  投稿日:2008年11月27日(木)21時55分52秒
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  皆さんのいろいろなご意見を基に、もう一度考えてみました。
なお、登場人物がどこですれ違うか等、細部に関してはまだ詰めていません。
なので、あくまでも新たな叩き台ということで読んで下さい。

ご意見をお待ちしています。

チェンジ(仮)シノプス叩き台(第二案)

<エピソード1(「恋人」)>
 あれから20年。タカシは映画への夢を諦め、とある街でパン屋を営んでいた。映画作りと同様、素材選びと味にはこだわり、たとえ赤字になってもパンのクオリティだけは落とさないようにしてきた。
 そんなタカシの店に、ある時立ち退きの話が持ち上がる。その一帯を再開発して新しい商業ビルにしようというデベロッパーの話に行政が乗ったのだ。
 タカシの妻は苦しい家計を何とかやりくりしていたが、夫の苦労する姿を見るに見かねて、立ち退き料をもらって少しでも生活を楽にしよう、そしてこの際、パンの作り方を見直してはどうかと勧める。そのことで夫婦喧嘩になってしまう。
 悩むタカシ。
 そこに、以前付き合っていたクミコが訪れる。蘇るあの頃の思い出。
 クミコはタカシのパンを食べ、「世界中で一番美味しい。」と言う。「あの頃の映画作りに注いでいた情熱と同じくらい、パン作りに命をかけているのね。」と。
 その言葉に勇気づけられたタカシは、立ち退きの話を断り、この場所で家族(今、愛している人)を守りながら、パン作りを続けていくことを決意するのだった。

<エピソード2「ブルレネ」>
 先輩を殺されたあの男は、今はしがない新聞記者となっていた。しかし、相変わらず言論統制の強いこの国では、真実を記事にできない。今日もデスクから自分の記事の書き直しを命じられた。些細なことで、このくらいならいいだろうと思ったことだったが、それも駄目だという。
 しかし、そんな状態になれてしまった男は、言われるがままに記事を書き直す。
 そんな男の下に、かつて殺された先輩の妹が訪ねてくる。彼女は「病死」とされた兄の死因に疑問を抱き、当時の事情を知る人を探していたのだ。これまでに何人かに会ったが、誰も口を閉ざしてしまうという。
 男は躊躇うが、結局言葉を濁して妹を帰してしまう。
 しかし、その夜から、あの頃の封印していた記憶が悪夢となって蘇る。先輩と一緒に逃げている自分。先輩の断末魔。
 男はついに決心して、あの事件の検証記事を書く。そして、デスクに提出する。

<エピソード3「いつか見た宝島」>
 トモヨはどこにでもいる主婦。子育て、家事、パートをこなし、夫の帰りを待つ。しかし、毎日がその繰り返し。我が子の成長は楽しみの一つだが、今ひとつ自己実現をしているという実感がない。家事はルーティーンワークだし、パートでも昇進があるわけではない。
 夫は忙しく、夫婦の間にまともな会話もない。
 こんな毎日のどこに意味があるのだろう。トモヨは憂鬱になる。しかし、忙しい日常から抜け出すこともできない。
 トモヨは、夫との別れ話を切り出しかねていた。
 そんなある時、彼女がパートから帰って来ると、テーブルの上に地図が置いてあった。子供の悪戯かとも思ったが、地図が描かれているのは確かに夫の会社の便箋だった。
 訳が分からなかったが、とにかく子供にと夫に置き手紙を残し、地図を持ってトモヨは出かける。
 地図をたどっていくと、そこは懐かしい場所ばかり。ふと、昔自分が「宝島」の地図を描いて恋人を動かしたことを思い出した。
 そして最後にたどり着いたのは、夜景が綺麗な場所。そこはトモヨが夫からプロポーズされた場所だった。
 そして、そこには夫が待っていた。
 夫は、家庭を顧みなかった自分を反省し、たまたま見つけたトモヨが描いた昔の「宝島」の地図をヒントに、トモヨともう一度ちゃんとコミュニケーションをとろうとしたのだった。
 夫の誠意を感じたトモヨは、自分の居場所を再確認し、家族みんなの「宝島」を守っていこうと思うのだった。

END

http://favorite-banana-indians.net/

 
 
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